民族主義的感情により日韓関係は冷え込み、中韓関係は加熱―米メディア

Record China    2013年11月23日(土) 8時20分

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21日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語サイトは「民族主義的感情により日韓関係は冷え込み、中韓関係は加熱」と題する記事を掲載した。資料写真。

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2013年11月21日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語サイトは「民族主義的感情により日韓関係は冷え込み、中韓関係は加熱」と題する記事を掲載した。以下はその概要。

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日本の軍国主義がもたらした歴史問題にどのように対応するか。この点における見解の相違が、日本と韓国の関係を一貫して遠ざけてきた。他方で、日韓の対立により、ソウルと北京の関係は熱を帯びてきている。

日韓関係における最も新しい対立の火種は、中国東北部の都市・ハルビンに韓国独立の「義士」安重根(アン・ジュングン)の記念碑を設置する計画が持ち上がったことによる。これを契機として、東京とソウルの間で激しい応酬が繰り広げられた。「中国と韓国で民族主義が高まっている理由の一つは、日本の安倍晋三首相が中韓両国と領土紛争を抱える状況下で、自衛隊の装備増強や増員を計画しているからだ」とある専門家は分析する。

韓国と中国は1950年代の朝鮮戦争で敵味方に分かれ、その後も時には緊張関係にあったが、日本に対する共通の不信感が両国に同じ道を歩ませている。韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は就任後、アジアにおける最初の訪問地に北京を選んだ。テンプル大学ジャパンのジェフ・キングストン氏は「韓国は中国に対しても、そして自らの野心に対してもそれなりの余地を残している。だから韓国と日本が断絶するというような危険性はあり得ないと考える。朴大統領は国内での政治的配慮から歴史問題を沸騰させているが、これは袋小路に入るようなものだ。安倍首相も同様だ」と述べた。

キングストン氏はまた、安倍首相がマニフェストに憲法改正を盛り込んでいるが、日本国内では民族主義的感情はそれほど高まっておらず、安倍内閣の歴史修正主義に国民の多くが反対していると指摘。また朴大統領が安倍首相との会談に否定的なことは国内の保守派や民族主義者からは支持されているが、韓国国民の期待には必ずしも一致していないとも指摘した。

韓国国内の世論調査からは、首脳会談の実現や北朝鮮に関する軍事情報の共有に、多くの国民が期待を込めていることがわかる。にもかかわらず、韓国政府は国民の反応を懸念して、サミット開催計画を放棄してしまったのである。(翻訳・編集/NY)

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