韓国人学者「日本の右傾化は世界の脅威に」―中国紙

Record China    2013年11月23日(土) 10時43分

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22日、韓国檀国大学の金珍鎬教授は人民日報の取材に対し、「日本の右傾化はアジアだけでなく世界の脅威になる」と指摘した。写真は南京大虐殺記念館。

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2013年11月22日、人民日報は、金珍鎬・韓国檀国大学政治外交学部教授への取材記事を掲載した。以下は金教授のコメント。

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日本の右傾化によってもたらされた脅威と影響は、アジアに限ったものでは決してなく、世界各国がともに警戒しなければならないものだ。

人類発展の歴史を振り返れば、とりわけ二度の世界大戦において、日本はアジアの人々の平和への願いを顧みず、「盗人根性は直らない」という行為を行ってきた。

世界への扉を閉ざし立ち遅れていた19世紀のアジアは、西洋列強の侵攻の前ではひとたまりもなかった。日本は明治維新を経て急成長を遂げ、帝国主義列強に仲間入りし、「血を愛する」がごとく勢力を拡大してきた。

日清戦争以降、日本は朝鮮半島の植民地化を加速した。朝鮮王朝に不平等条約である「韓国併合条約」への調印を迫り、1910年8月22日に半島を併合した。そこから30年の長きにわたり植民統治を行った。日本はまた、中国に対する全面戦争を仕掛け、数えきれないほど多くの命を奪った。

無数の有志が「抗日救亡」運動に加わった。安重根(アン・ジュングン)と楊靖宇(ヤン・ジンユー)の名は私の心に深く刻まれている。清政府と下関条約を締結した日本の初代首相・伊藤博文は1909年にハルビン駅で安重根により射殺された。抗日運動の英雄・楊靖宇の事績は、中国の教科書で広く紹介されているだけでなく、多くの文学・映像作品においても称賛されている。

韓国と中国の人民は平和を願っている。痛みを伴った歴史の教訓を忘れることはない。正しい歴史観は、国家が現代文明社会を築く上での基礎となるものだ。日本は「平和維持」の名のもとに一連の右傾化した発言や行動を行っている。日本は、外交面では我を通し、右傾化のための世論を作り出している。軍事面では武装化を絶えず進めている。日本はどの面下げて「平和維持」をうたうのか。日本の右傾化がアジアの脅威になっていることを知っておかなければならない。(翻訳・編集/NY)

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