中国人研究者「安重根を記念するのは構わないが、記念碑を設置すべきではない」=朴大統領の記念碑設置提案

Record China    2013年11月20日(水) 14時16分

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4日、韓国の朴槿恵大統領が提案した安重根記念碑設置について、遼寧社会科学院の研究者は環球網の取材に対し、「安重根を記念するのは構わないが、記念碑を設置すべきではない」との見解を示した。写真は伊藤博文暗殺現場となったハルビン駅。

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2013年7月4日、環球網は、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が伊藤博文を暗殺した安重根(アン・ジュングン)の記念碑を中国のハルビンに設置したいと、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席に提案したことを受けて、遼寧社会科学院の呂超(リュー・チャオ)研究員を取材。呂研究員は「安重根を記念するのは構わないが、記念碑を設置すべきではない」との見解を示した。

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呂研究員は、「安重根は、中国においても、植民統治に反抗した英雄だ。彼の義挙はハルビンで起こった。よって、同地に記念館を設置するのは理にかなっている」とした上で、「公共の場所に記念碑や記念像を設置するのは適当ではない。銅製の札を掲げ、人々にここで起きた事件を知らせればよい」と指摘した。

呂研究員は、朝鮮の義士を記念する目的で中国国内に建てられた“前例”として、上海魯迅公園にある「梅亭」を挙げた。

朝鮮独立運動活動家の尹奉吉(ユン・ポンギル)は1932年に上海天長節爆弾事件を起こした。1992年の中韓国交正常化以後に、事件現場を示す石碑と尹を記念する資料館「梅亭」が建てられた。当時の韓国と、北朝鮮および日本との敏感な関係を考慮し、尹の号であった「梅軒」にちなんで「梅亭」と命名された。梅亭は現在、上海を訪れる韓国人の定番観光地となっている。(翻訳・編集/NY)

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