2013年11月5日、中国の女優チャン・ツィイー（章子怡）の商業広告費と資産について、中国の経済誌・CM華夏理財（インターネット版）が驚きの数字を報じている。新浪網が伝えた。

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CM華夏理財では、中華圏で活躍する女性タレントの商業価値について、中国の広告代理店やIT企業などと結んでデータを分析。その結果、ダントツの数字を示したのはチャン・ツィイーで、今年10月現在で彼女のイベント出演料は1回210万元（約3400万円）、イメージキャラクターとしての商業広告費は2000万元（約3億2000万円）と報じている。また、総資産は8億元（約130億円）を超えるという。

ツィイーの映画ギャラとしては、実質的なデビュー作となった1999年の映画「初恋のきた道」で27万元（約440万円）だった。世界的な知名度を得たのが2000年の「グリーン・デスティニー」だが、こちらはわずかに13万元（約210万円）。しかし2001年、ジャッキー・チェン主演「ラッシュアワー2」では一気に数字を上げ、100万ドル（約9900万円）に。最新作のウォン・カーウァイ（王家衛）監督「グランド・マスター」は1000万元（約1億6000万円）とされている。

2009年には政府高官との不倫疑惑や慈善基金の使途不明問題、彼女のポスターへの墨塗り事件が発生し、低迷期を迎えた。しかしその後、今年の第66回カンヌ国際映画祭で審査員を務めたり、「グランド・マスター」が米アカデミー賞の外国語映画部門にノミネートされたことで、一気に汚名返上。それが今回のデータで見せた驚きの数字につながっている。（翻訳・編集/Mathilda）