全身にアルコール噴霧して消毒した市民、電気暖房の熱で大やけどを負う―中国

Record China    2020年2月11日(火) 21時10分

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10日、人民日報の微博アカウントは、浙江省杭州市の市民が体をアルコールで消毒した際、電気暖房の熱で衣服に引火して大やけどを負ったと報じた。資料写真。

2020年2月10日、人民日報の微博アカウントは、浙江省杭州市の市民が体をアルコールで消毒した際、電気暖房の熱で衣服に引火して大やけどを負ったと報じた。

記事は、8日昼頃に杭州市民の張(ジャン)さんが頭、顔、首、胴体、さらに衣服の表面をアルコール消毒したと紹介。当日は冷え込んでいたため高出力の電気暖房のそばで消毒を行っていたところ、アルコールが暖房の熱で揮発して衣服に引火、頭、顔、首、胴体、呼吸器の多くの箇所にやけどを負ったと伝えた。

情報によれば、男性は全身の15%にやけどを負ったとのこと。記事は、静電気による発火の可能性もあることから、着衣に対するアルコール消毒は控えること、アルコール消毒時は換気を十分に行うこと、携帯電話などのアルコール消毒についても静電気に留意し、消毒後すぐに使用しないこと、消毒用アルコールは火の気や電源から放し、必ずふたをして保管することなどを呼び掛けている。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、中国市民の消毒意識が高まる中で発生したアクシデントに、中国のネットユーザーは「危険すぎる。安全には注意しなければ」「一般の人はアルコールがどれほど危険かということを理解していない」「危険だと言われているのに、気にしない人がまだいる」「メディアは危険性をもっとしっかり伝えるべき」「服にアルコールを吹きかけるのは危険。服の消毒をしたいのなら、スチームアイロンを使えばいい」といった感想を残した。(翻訳・編集/川尻

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