2013年9月8日、フィリピンの食品薬品管理局は、当局が未認可の中国製口紅及びブランドのコピー商品の口紅には大量の重金属が含まれている可能性があるため、使用しないよう呼びかける警告を出した。9日付で環球時報が伝えた。

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仏AFP通信によれば、これらの口紅はフィリピンの街角で広く売られているものだが、大量の重金属、特に鉛が含まれている可能性があるとして、フィリピン当局は国民に注意を呼び掛けている。鉛中毒になると、大人の場合は高血圧、関節痛、記憶力や集中力の低下といった症状が現れ、子供の場合は神経や知力の発育、認知などに影響する恐れがある。

同管理局ではすでに警察などの法執行機関に対して、これらの非合法製品を没収するよう指示を出した。マレーシア紙ニュー・ストレーツ・タイムズによれば、管理局はこの種の口紅がどのくらいフィリピンに入り込んでいるのかについて明らかにしていないが、税関の汚職や密輸がフィリピンで深刻な問題となっている点を指摘している。8日付AFP通信によると、フィリピンでは2010年にも少なくとも9種類の中国ブランドのスキンケアクリームや美白化粧品に大量の水銀が含まれていたことが判明し、取り締まりを実施した経緯がある。(翻訳・編集/碧海)