中国が世界の美術品オークションの最大市場に―露メディア

Record China    2013年8月26日(月) 9時30分

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11日、露紙ロシスカヤ・ガゼタは、経済発展目覚ましい中国が、2012年の世界美術品オークションにおいて最大の取引市場となったと伝えた。写真は中国の美術品。

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2013年8月11日、露紙ロシスカヤ・ガゼタは、経済発展目覚ましい中国が、12年の世界美術品オークションにおいて最大の取引市場となったと伝えた。美術市場情報大手のアートプライス社によると、昨年は85億ドル(約8400億円)の中国美術品がオークションに出品されたという。23日付で環球時報が伝えた。

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近年、一部のロシア画廊は東方の美術品市場を開拓し始めた。厳密に言えば、ロシアにはそもそも美術品市場というものが存在しない。関連法律の未整備により、国際オークション業者がモスクワでオークションを開くことがないためだ。

中国という世界最大の消費市場は、西側最大のオークション業者や画廊にとって巨大な吸引力を持つ。美術品市場の取引は透明性に欠けるため、正確なデータを得るのは難しいが、現在の世界の美術品取引高は700億ドル(約7兆円)にものぼると推計される。同社が作成した「2012年美術品市場レポート」の作成者らは、「他国に比べ、中国では美術品を投資手段として購入する現象がさらに一般的になっており、中国はもはやハイエンドの美術品の主な市場になっている」と明かす。

ただし、中国では中国人の美術作品のほうが人気があり、他国の美術品は往々にして注目されないことがある。アンドレアス・グルスキーやジャン=ミシェル・バスキアといった有名作家は美術投資の「優良株」と見なされるが、他のあまり著名でない芸術家の作品は、コレクション市場への道のりは遠いようだ。よって、ジナイーダ・セレブリャコワやイリヤ・レーピン、ミハイル・ネステロフといったロシアの大家とされる芸術家達の作品も、ロシアでオークションが行われれば高値が付くところだが、中国人コレクターにはそこまでお金を出してもらえないという。(翻訳・編集/中原)

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