韓国の街中でごみ箱を見かけないのはなぜか?―中国紙

Record China    2013年8月23日(金) 13時50分

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22日、韓国の街中でごみ箱を見かけることはほとんどない。しかも中国のように清掃労働者もいない。だが路上にごみは落ちていない。写真はソウルの地下鉄。

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2013年8月22日、中国青年報は「韓国でごみ箱を見かけないのはなぜか?」と題した記事を掲載した。以下はその概要。

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今年7月に韓国へ行った。ソウル市内の漢江を散歩していると、ある工事現場で作業員が熱心にごみを拾っているのを目撃した。この建設会社の社長は作業員を毎朝現場に連れて行くと、必ず一緒にごみ拾いをするという。ガイドが言うには、韓国では工事現場だろうとショッピングセンターだろうと、学校だろうと政府機関だろうと、家や店、建物の前のごみは自分たちで片づけることになっているという。中国の都市のように政府が手配する清掃労働者は存在しないのだ。

韓国でごみ箱を見かけることはほとんどない。環境保護意識が高い韓国人はごみを少なくする努力を惜しまない。1988年のソウル五輪の開会式で、10万人以上が収容されたスタジアムにごみ1つ落ちていなかったのは有名な話だ。それに比べて、2001年の元旦に上海の浦東世紀公園で開催された花火大会の会場には、3000人の観客が10トン以上のごみを残していった。

中国では50mおきにごみ箱が設置された都市は「環境保護優秀都市」と評価されるが、韓国ではごみ箱が多いほど非難される。ごみを清掃労働者が片づけることより、ごみそのものを出さないように心がけることが大事なのだ。大量の清掃労働者を雇用して、町や村の清掃に当たらせることが当然と思っているわれわれだが、ごみ問題の解決は韓国に学ぶべきではないだろうか。(翻訳・編集/本郷)

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