“神字幕”の「パシフィック・リム」翻訳者=「ペガサス流星拳」は「監督が日本アニメファンだから」―中国

Record China    2013年8月21日(水) 16時1分

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20日、米SF映画「パシフィック・リム」が中国で大ヒット中だが、“神字幕”とまで呼ばれるトンデモ字幕にも注目が集まっている。このほど、これを担当した翻訳者が、映画会社から干されたと話題になっている。

2013年8月20日、米SF映画「パシフィック・リム」が中国で大ヒット中だが、“神字幕”とまで呼ばれるトンデモ字幕にも注目が集まっている。このほど、これを担当した翻訳者が、映画会社から干されたと話題になっている。中国新聞網が伝えた。

中国で公開18日目を迎えた「パシフィック・リム」は、興業成績が6億1800万元(約99億円)に達した。本国アメリカを抜き、各国トップの興行を記録している。この好調ぶりとは別に注目を集めているのが、ネット上で“神字幕”“ヤンチャすぎる字幕”と評される同作の中国語字幕。ロボットが繰り出す攻撃「エルボーロケット」をなぜか、日本の人気アニメの主人公による必殺技「ペガサス流星拳」と訳出しているのが最大の注目点となっている。さらに、英単語を読み間違えて真逆の意味にしたりと、奇妙きわまる内容が盛りだくさんという。

この字幕を手がけた女性翻訳者への注目度も急上昇している。配給元のワーナー社が、彼女を起用した中国電影集団に事情説明を求めてクレームをあげ、これを受けた同集団が彼女を干したとも報道されている。彼女はこれまで、「メン・イン・ブラック3」「プロメテウス」といったハリウッド大作も担当してきたが、この時も誤訳・珍訳を連発し、「やりすぎだ」とネット上で話題になっていた。

賈さんは「ペガサス流星拳」という訳語を当てた理由について、同作のギレルモ・デル・トロ監督が日本アニメの大ファンであり、その影響が作品にも大きく反映されているため、「それを踏まえての表現だった」と説明した。しかし、ベテランの字幕翻訳者はルールを無視したやり方や、下調べや裏取りを怠った彼女の字幕に「未熟だ」と不快感を示している。(翻訳・編集/Mathilda

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