息子を憎い相手の名前に改名、怒鳴りつけて憂さ晴らし―中国

Record China    2013年8月17日(土) 8時30分

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16日、金銭の貸し借りが原因で仲違いした隣人同士が裁判で争ったが、裁判所の調停で和解した。裁判沙汰のきっかけは、一方の男性が自分の息子の名前を憎い隣人の名前に改名し、わざと近隣に聞こえるような大声で怒鳴りつけていたからだという。資料写真。

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2013年8月16日、金銭の貸し借りが原因で仲違いした隣人同士が裁判で争ったが、裁判所の調停で和解した。裁判沙汰のきっかけは、一方の男性が自分の息子の名前を憎い隣人の名前に改名し、わざと近隣に聞こえるような大声で怒鳴りつけていたからだという。現代金報が伝えた。

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李俊(リー・ジュン)と李大海(リー・ダーハイ)は隣人同士、長年の良い友人関係だった。しかし、1年前に李俊が事業拡大のために李大海から5万元(約80万円)借りた。1年後に返済する約束だったが、経営不振で期限を過ぎても返済のめどは立たず、せっかちな李大海は李俊の家を何度も訪れ、返済を催促した。借金の件はあっという間に近隣に知れ渡り、メンツをつぶされた李俊は李大海を憎むようになった。

度重なる督促にたまりかねた李俊は、李大海が6度目の催促に訪れた際、家中のなけなしの金1万元(約16万円)をかき集めて叩き付けた。そして、残りの借金もなるべく早く返すからと言って李大海を追い出した。その時は領収書のことなど思いつきもしなかった。

腹の収まらない李俊は一計を案じた。10歳になる息子の名前を李大海の名前に改名し、大声で怒鳴りつけて憂さ晴らしするのだ。以降、近隣中に「李大海!」と怒鳴りつける声が響き渡り、それはすぐに李大海の耳にも届いた。腹を立てた李大海は、李俊に借金5万元の返済を求める裁判を起こした。

李大海は借金5万元の証拠書類を提出したが、1万元を返済した際に何も書類を作成しなかった李俊は証拠を提出できず、結局李俊に5万元の返済を求める判決が言い渡された。しかし、一向に返済しない李俊のもとを訪れた裁判官は、当人や村人たちから事の経緯を聞き出し、2人を和解するよう説得。最終的に和解協議が成立し、李俊は4万元(約64万円)の分割返済を約束、かつて友人だった2人は気まずそうに握手を交わしたという。(翻訳・編集/碧海)

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