日本人も批判から「最も歓迎される観光客」に、中国人観光客の悪者扱いは啓蒙のために必要―中国紙

Record China    2013年8月10日(土) 8時30分

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5日、中国人観光客は悪者扱いされているが、それは啓蒙のために必要だ。資料写真。

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2013年8月5日、中国紙・広州日報は、悪者扱いされている中国人観光客だが、啓蒙のために必要だと指摘した。

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最近、世界中にトラブルをまき散らしている団体がある。それは中国人観光客だ。しかし、マナー違反とされる彼らの行為も、中国と海外との文化的衝突が原因であることが多い。たとえば、母親が家の外に出て大声で「ごはんだよ〜!」と叫んで子供を呼ぶ姿は、農村では心温まる光景に映るが、都会では近所迷惑でしかない。

同じように、中国人は食事をにぎやかに取るのが好きだが、欧米人はそれをうるさく感じる。これも異なった文化から生じた差異だ。一部のマナー違反行為は中国人観光客だけのものではないが、それが故意に誇張され、あたかも中国人観光客だけがやっているかのように報じられている。仏プロバンスのラベンダー畑でのケンカ事件も、偶然その場所でケンカが始まっただけであり、世界中で中国人観光客だけがケンカをするわけではない。

しかしながら、こうした報道は中国人観光客にとって一種の啓蒙活動になっている。現地の風俗習慣や礼儀作法を学び、他人の迷惑にならぬよう注意することで快適な旅が続けられるのだ。

中国人観光客が大挙して世界各地を訪れるようになったのはわずか数年前からだ。日本人観光客もかつてヨーロッパでブランド品を買いあさり、現地のひんしゅくを買っていた。それが今では、日本人観光客は物静かで秩序を守る人々として、長年にわたって「最も歓迎される観光客」に選ばれている。つまり、観光客の資質の向上は決して不可能なことではない。ただ、それには学び続ける努力と試行期間が必要なのだ。(翻訳・編集/本郷)

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