日本のインスタント麺、中国で“逆襲”開始=日本の8倍の巨大市場狙う―華字紙

Record China    2013年7月30日(火) 7時12分

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28日、日本のインスタントラーメンが中国市場で攻勢に出ようとしている。中国の市場規模は日本のおよそ8倍。世界全体の4割を占める巨大市場となっている。写真は北京で売られている日清のカップラーメン。

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2013年7月28日、華字紙・日本新華僑報によると、日本のインスタントラーメンが中国市場で攻勢に出ようとしている。

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日本は世界で最も早くインスタントラーメンを開発したが、中国市場への進出は2000年以後と比較的遅く、割高な価格などもあって、康師傅や統一などの台湾系インスタントラーメンに長期にわたり押されていた。日清食品を例に見ると、日本では4割のシェアを持っているが、中国では1割前後でしかなかった。しかし、中国市場の成熟や収入の増加、食に関する安全意識の向上などから、こうした状況に変化が生まれつつある。

日清食品は販売網の充実化と生産力の増強により、2015年度の売上高を2012年度と比べて50%増の322億円にすることを計画している。さらに2018年までに中国の直営販売網を現在の2倍にするとしており、北京や天津重慶など、人口が300万人を超える60都市で主力商品「カップヌードル」の販売に注力する方針だ。また、生産面も強化し、広東省の工場では2014年4月に新たな生産ラインを増やし、2015年度内に上海に2つ目の工場を稼働させるという。

中国でのカップヌードルの販売価格は4.5〜5元(約70〜80円)で、他社製品よりも50〜60%割高だが、2011〜2012年の売上高は前年比30%増加しており、2013年には同40%の増加を見込んでいる。

中国の市場規模は日本のおよそ8倍。世界ラーメン協会(WINA)によると、2012年の中国におけるインスタントラーメンの販売総数は約440億食で、世界全体の約4割を占めている。しかも、ここ3年間でタイの年間消費量に相当する約30億食も増加している。(翻訳・編集/岡田)

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