ノーベル賞作家・莫言氏の「宝の地図」を映画化、受賞後初=10年ぶり映像作品―中国

Record China    2013年7月25日(木) 16時25分

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23日、中国人作家・莫言氏のノーベル賞受賞から初の映像化作品として、「宝の地図」が映画になることが明らかになった。写真は莫言氏。

2013年7月23日、中国人作家・莫言(モー・イェン)氏のノーベル賞受賞から初の映像化作品として、「宝の地図」(原題:蔵宝図)が映画になることが明らかになった。中国の日刊紙・新京報が伝えた。

莫言氏は昨年、中国籍の作家として初のノーベル文学賞を受賞。これまでの著作における最初の映像化作品は、1987年にチャン・イーモウ(張芸謀)監督の手で映画化され、第38回ベルリン国際映画祭でグランプリに輝いた「紅いコーリャン」。2000年には同じくチャン監督の「至福のとき」が、2003年には第16回東京国際映画祭でグランプリを獲得した「故郷の香り」が発表されている。

新京報の報道によると、莫言氏の短編作「宝の地図」がノーベル賞受賞後、初めての映像化作品に決定した。「故郷の香り」から10年ぶりの映画化プロジェクトとなる。「この物語には最初から最後まで、たったひと言しか本当のことはない」との書き出しで始まる「宝の地図」。小学校時代の同級生と急に出くわした「私」が謎めいたギョーザ店で、彼のうそのようなおとぎ話を聞き続けるはめに遭うというストーリーだ。幻想小説のような内容が特殊効果を駆使して映像化され、3D映画になることも予想される。

制作側によると、キャストについては未定。今年末のクランクインを目指すという。(翻訳・編集/Mathilda

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