「ホステス暴行なら危害が少ない」名門大教授、暴行被害女性への差別発言でブログ炎上―中国

Record China    2013年7月18日(木) 22時20分

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16日、中国の名門大学教授が中国版ツイッター「微博」で、「ホステスを暴行するのは、良家の令嬢を暴行するよりも危害が小さい」と発言し、ネットユーザーから非難が殺到した。写真は問題発言のきっかけとなった、中国の国民的歌手・李双江とその息子の李天一。

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2013年7月16日、中国の名門大学教授が中国版ツイッター「微博」で、「ホステスを暴行するのは、良家の令嬢を暴行するよりも危害が小さい」と発言し、ネットユーザーから集中砲火を浴びた。18日付で京華時報が伝えた。

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記事によると、清華大学の易延友(イー・イエンヨウ)教授は16日午後、実名で運営する微博のアカウントを通じて上述の発言を掲載した。すると、ネットユーザーからの非難が殺到。そのため、易教授は1時間後に「良家の令嬢を暴行するのは、ホステスを暴行するよりも危害が大きい」と書き込みを訂正した。

それでもネットユーザーからの非難は収まらず、この投稿の転載回数は10万回を超えた。また、一部の法律の専門家からもこの発言を問題視する声が上がった。そのため、易教授は翌17日に問題の発言を削除した上で、謝罪コメントを発表した。

易教授が問題の発言を行うきっかけとなったのは、今年2月に発生した中国の国民的歌手・李双江(リー・シュアンジアン)の息子・李天一(リー・ティエンイー)とその知人による集団婦女暴行事件。加害者のほとんどが未成年だったことから、易教授は「法的に特殊な保護を受けるべきで、弁護側が無罪を主張しても不思議ではない」と主張しており、問題の発言は、被害者がバーで働く女性だったために「被害者の素行にも問題があったのではないか?」とする見解から発せられたものとみられる。

記事によれば、これまで易教授の学術面での業績と社会的名声は高かったが、今回の発言に友人や法学界関係者は驚きを隠せない様子だ。同紙記者は易教授に対して何度も取材を申し入れたが、今のところ取材に応じる気配はない。(翻訳・編集/碧海)

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