トルシエ氏が振り返る中国代表監督への要請、「日本に学べ」と語る―中国

Record China    2013年7月5日(金) 13時10分

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4日、フィリップ・トルシエ氏が、2002年と2006年に中国代表チームの監督に就任する可能性があったものの、実現には至らなかった事情について語った。写真はトルシエ氏。

2013年7月4日、中国のスポーツ専門ニュースサイト・華体網によると、サッカーの指導者と知られるフィリップ・トルシエ氏が、2002年と2006年に中国代表チームの監督に就任する可能性があったものの、実現には至らなかったその事情について語った。

2002年11月、トルシエ氏はパリで中国サッカー協会関係者と話し合いの場を持ったという。当時トルシエ氏は古傷の膝を手術したばかりで、サバティカルを利用してリハビリを行っていた。2時間ほど中国サッカーについて話し合い、監督就任を強く要請されたが、休暇がすでに決定していたことから見送られたという。

当時、トルシエ氏は中国に必要なのは知識だとし、自分から得られる知識は貴重なものだと語ったことで中国サッカー協会関係者を不快にさせたとされる。トルシエ氏が中国代表の監督に就任しなかったのは、そうした発言をする文化的な食い違いもあったかもしれないと記事は指摘している。

その後、2006年には中国サッカー協会の指導者が日本で川淵三郎氏にトルシエ氏を中国の監督に要請することについてどう思うか尋ねたところ、川淵氏はうまく扱えるのなら悪くない選択だと答えたという。日本代表監督時代のトルシエ氏はJリーグとの間で確執があったとされている。そしてこの時も中国代表監督就任には至らなかった。

トルシエ氏は「もし中国代表チームの監督に招請される日が来れば、自分は断らないだろう」と語り、さらに1.リッピ、岡田武史など中国リーグをよく知り成績も残している人物を候補にする、2.外国人監督の文化的な違いを理解し十分な時間と自由な指導を認める、3.混乱する中国サッカー界にあって新たな監督が指導力を発揮できる態勢が不可欠、と注文をつけた。

トルシエ氏はまた、中国は日本のサッカーを手本にすべきだとし、優れたサッカー選手の育成ばかりではなく、スポーツとしてサッカーの推進により多くの力を注ぐべきだと指摘した。(翻訳・編集/岡田)

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