がんの多発と水汚染の直接的な関係を研究で初めて証明―河南省周口市

Record China    2013年7月4日(木) 7時20分

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2日、河南商報は記事「がんの多発と水汚染の直接的な関係を研究で初めて証明」を掲載した。汚染された川が流れる村ではがん発生率が5倍になっていることが明らかとなった。写真は沙潁河。

2013年7月2日、河南商報は記事「がんの多発と水汚染の直接的な関係を研究で初めて証明」を掲載した。

中国にはがん患者発生率が高い、いわゆる“がんの村”が数多く存在する。汚染、とりわけ水汚染との関連が疑われてきたが、これまでその相関関係を立証するものはなかった。6月25日、報告書『淮河流域水環境と消化器腫瘤死亡図集』電子版が発行され、初めて両者の関係が証明された。

同報告書は中国疾病予防管理センターの研究チームが8年間を費やして作成したもの。淮河の支流、沙潁河の汚染された水が流れる河南省周口市沈丘県の8つの郷鎮、25の行政村を対象として調査を実施した。また汚染された川が流れていない9つの郷鎮、44の村も対照グループとして調査した。比較する2つのグループで、飲食習慣、喫煙習慣も同等になるよう調整している。

その結果、3年分のデータを比較したところ、消化器系腫瘤(食道がん、胃がん)の罹患率は、汚染された川が流れている地域では流れていない地域の5倍以上も高いことが明らかとなった。(翻訳・編集/KT)

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