中国の「犬肉祭り」に国内から非難が殺到、動物愛護の意識高まる―米紙

Record China    2013年6月26日(水) 8時0分

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21日、中国広西チワン族自治区玉林市で毎年夏至の日に開催される「犬肉祭り」に対して、中国国内で激しい非難の嵐が巻き起こっている。

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2013年6月21日、ロサンゼルス・タイムズによると、中国広西チワン族自治区玉林市で毎年夏至の日に開催される「犬肉祭り」に対して、中国国内で激しい非難の嵐が巻き起こっている。24日付で参考消息(電子版)が伝えた。

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ここ最近、海辺で発見された傷ついたイルカを観光客が助けようともせず、記念撮影などをして死亡させた事件や、最高級珍味である「クマの手のひら」200枚をロシアから密輸しようとした男2人が逮捕された事件など、動物虐待に関するニュースが相次いでいる中国で、最も注目を浴びたのは玉林市の「犬肉祭り(狗肉節)」だ。動物愛護団体によると、ここで毎年「消費」される1万匹の犬は、野犬狩りでつかまった犬や盗まれたペットの犬がほとんどだという。

「犬肉祭り」に対し、中国国内の多くのネットユーザーが激しい怒りを示した。しかし、玉林市民は「夏至の日に犬の肉とライチ(レイシ)を食べるのは長年の習慣であり、健康法の一つ」だと反論。広西伝統文化研究会の謝平祥(シエ・ピンシアン)副会長も「犬肉を食べるのは民間の飲食習慣であり、法律や道徳とは無関係のものだ」と話す。

国際動物愛護基金(IFAW)アジア支部代表のグレース・G・ガブリエル氏は「中国におけるソーシャル・メディアを利用した動物虐待への抗議件数がここ数年で激増している」と話す。「ネット上での反応は大きい。以前ならば、こうした抗議は主に海外ユーザーによるものだったが、現在では中国ユーザーが主体になりつつある」と指摘した。「犬肉祭り」への抗議声明には、すでにネット上で10万人を超える署名が集まった。こうした国内の動きから、「犬肉祭り」と似たようなイベントを中止する都市も増えているという。「犬をペットとして飼う人が増えるにつれ、犬肉を食べるのに反対する人も増えている」とガブリエル氏は述べている。(翻訳・編集/本郷)

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