資生堂のD−アミノ酸製品、中国で先行発売―中国メディア

Record China    2013年6月2日(日) 15時10分

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30日、D-アミノ酸(DAA)は1970年代に科学者が人体から発見したもので、薬物の調合(医薬品、農薬)、食品、飼料などの面で広範囲に応用されるだけでなく、化粧品やの分野でも応用価値がある。写真は中国のデパートにある資生堂の化粧品売り場。

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2013年5月30日、D-アミノ酸(DAA)は1970年代に科学者が人体から発見したものだが、広く研究されるようになったのは80年代後半のことだ。非天然型アミノ酸とされるDAAはタンパク質の基本的な構成ユニットではないが、多くの植物、微生物、高等植物の中に存在している。科技日報が伝えた。

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DAAには天然型アミノ酸には備わらない優れた性質があり、薬物の調合(医薬品、農薬)、食品、飼料などの面で広範囲に応用されるだけでなく、化粧品や生化学試薬などの分野でも応用価値がある。141年の歴史をもつ世界的な化粧品会社である日本の資生堂は、これまでずっと肌を美しくするために研究を重ね、研究成果を製品の開発に生かしてきた。資生堂は最近、アミノ酸に対するこれまでの認識をひっくり返し、人体の皮膚にDAAが含まれることを初めて証明しただけでなく、人体のDAAが美肌効果を発揮することをつきとめた。

資生堂はDAAと肌との関係に注目し、皮膚の中のすべてのアミノ酸に対し高精度の分析を行い、また九州大学の浜瀬健司準教授と共同研究を進め、政府系基金の支援を受けて「高感度D、L-アミノ酸の同時一斉分析法」を開発し、日本で特許を取得した。この進んだ方法を利用して、皮膚に含まれるアミノ酸を全面的に分析し、人体の皮膚には4種類のDAAが含まれることを発見した。

こうした動きと並行して、資生堂グループはこの研究成果を美容意識がどんどん高まり、拡大している中国市場にいち早く投入することを決定し、まずは資生堂化粧品の専門店向けブランド「悠莱」を通じて打ち出すことを決めたという。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/内山

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