米副大統領の「自由に呼吸できない国」発言に、中国人学生が正式な謝罪要求へ―米国

Record China    2013年5月24日(金) 12時48分

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23日、米国のバイデン副大統領がペンシルベニア大学の卒業式のスピーチで「異なる思考ができない、自由に呼吸できない国」と中国を暗に批判したことに対し、同大学に在籍する中国人学生が副大統領に正式な謝罪を要求する予定だという。写真は天安門。

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2013年5月23日、米国バイデン副大統領がペンシルベニア大学の卒業式のスピーチで「異なる思考ができない、自由に呼吸できない国」と中国を暗に批判したことに対し、同大学に在籍する中国人学生が副大統領に正式な謝罪を要求する予定だという。環球時報が伝えた。

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バイデン副大統領の“失言”が飛び出したのは、13日に行われた同大学卒業式でのこと。副大統領は「中国の問題は多い。彼らには我々が所有している多くのものが欠けている。例えば、開放された公平な法律体系や活力に満ちたベンチャーキャピタル市場、革新的な思考などである」と話し、さらに「これらすべてのキーポイントは、異なる思考の能力である。しかし、ある国では異なる思考や自由な呼吸ができない。異なる思考ができなければ、オーソドックスなイデオロギーに挑戦はできない」と中国を暗に批判した。

これに対し、式典に参加していた中国人学生・張天璞(ジャン・ティエンプー)さんは「副大統領は不適切なスピーチに対し謝罪すべきだ。少なくとも数百人の中国人学生が参加していた卒業式でこうしたスピーチを行ったことはある種の侮辱。式典をなぜ政治化しなければならないのか」と怒りを表した。

さらに、張さんは、同級生と共にバイデン副大統領に抗議文を送り、正式な謝罪を要求する計画を立てている。抗議文はすでに完成し、22日現在ですでに343人分の署名も集まっており、同校の校長を通じてバイデン副大統領のオフィスへ届ける予定だという。

一方、こうした計画に対し「反応が過剰だ」との意見もあるものの、張さんは「4年間の苦学の末の卒業式で、突然『お前の国はめちゃくちゃだ』と言われたら、どんな気持ちになると思うのか」と反論している。

記事によると、バイデン副大統領は副大統領就任以前から失言や出来の悪いジョークが多いことで有名で、かつてロシアを訪問した際には、ロシアのことを「落ちぶれた国」と称したという。

今回の件に関し、バイデン副大統領のオフィスは現段階ではまだ何のコメントもしていない。(翻訳・編集/HA)

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