<中国気になる話>日本の人気サービス「LINE」が中国向け検閲機能を搭載、台湾メディアが報道

Record China    2013年5月23日(木) 15時44分

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22日、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、日本の人気携帯コミュニケーション・アプリ「LINE」の中国語検閲機能について取り上げた。写真は鄭州の携帯電話販売店。

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2013年5月22日、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、日本の人気携帯コミュニケーション・アプリ「LINE」の中国語検閲機能について取り上げた。

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マイクロブログ(微博)に続く新たなITサービスのトレンドとなっているのが携帯コミュニケーション・アプリ。中国にはアカウント数4億人を超える、テンセントのWechat(微信)があるが、海外で人気を集めるLINEについても知名度が高まっている。LINEは中国企業・奇虎360と提携し、中国本土市場でも正式サービスを展開している。

ところがそのLINEに検閲機能が搭載されているとして話題となっている。22日付台湾紙・自由時報によると、発端となったのはある中国本土ネットユーザーの暴露。「温家宝 27億」「ホータン 暴乱」「ネット封鎖」「胡錦濤 温家宝 無能」など一部の中国語ワードを入力すると、「あなたが送ろうとしたメッセージには敏感詞が含まれています。調整後にもう一度発信してください」と表示される。

LINE台湾の陶韻智氏が自身のフェイスブックページで説明しているところによると、LINEのアプリにはNGワードのデータベースが組み込まれているが、使用しているアカウントが中国本土のユーザーだと確認された場合にのみ検閲システムは起動するという。この説明によれば、日本人を含めすべてのLINEユーザーのアプリには、起動しないにせよ、中国語の検閲データベースが組み込まれているということになる。

また、NGワードを入力したという情報が発信されることはなく、他者にばれることはないと説明。LINE社の登記地は日本であり、日本の法律に基づき個人情報は保護されると説明している。(筆者:高口康太)

■中国在住経験を持つ翻訳者・高口康太氏は、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。ネットの流行から社会事情、事件、スポーツ、芸能など中国関連のトピックを幅広く紹介している。

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