中国製軽トラックがアフリカの軍隊に大人気、トヨタの牙城に食い込む―米メディア

Record China    2013年5月7日(火) 8時0分

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2日、中国製ピックアップトラックがこれまで日本のトヨタが独占していたアフリカ市場において販売台数を伸ばしている。資料写真。

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2013年5月2日、米華字ニュースサイト・多維新聞によると、米軍事情報サイト・ストラテジーページはこのほど、中国製ピックアップトラックがこれまで日本のトヨタが独占していたアフリカ市場において販売台数を伸ばしていると伝えた。

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1987年に行われたチャド政府軍と反政府勢力、彼らを支援するリビア軍との戦い「チャド戦争」では、双方がトヨタ自動車のピックアップトラックを軍事用に改良して使用。車体に大きく描かれた「TOYOTA」のロゴが目立ったため、「トヨタ戦争」と呼ばれるようになった。リビア政府軍は1940年代から軽トラックやジープの荷台に機関銃を設置していた歴史がある。

だが2011年のリビア内戦では、中国の中興自動車のピックアップトラックの活躍が目立った。過去10年間で中国がリビアに向けて販売したピックアップトラックは数万台にも上っている。アフリカの軍隊では小回りの利くピックアップトラックの荷台に重機関銃などの重火器を固定して「テクニカル」と称して使用。イラクのテロ組織は米軍の爆撃機やヘリからの攻撃を避けるため、荷台の重機関銃を防水シートで隠して移動している。すでに米軍はこのテクニカルを認識しているため、イラクだけでなくアフガニスタンのタリバンのピックアップトラックが米軍の攻撃目標にされている。だが、現在もアフリカや一部の戦闘地域でテクニカルは流行しており、ピックアップトラックの人気も衰えていない。(翻訳・編集/本郷)

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