献血ならぬ「献精子」、大学が男子学生に精子提供を強制―河北省石家庄市

Record China    2013年4月26日(金) 23時16分

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25日、中国・河北省の医科大学が男子学生に対し、医療機関へ精子を提供するよう命じたことから、ネット上で大きな話題になっている。写真は中国の精子バンク。

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2013年4月25日、献金や献血ではなく、「献精子(精子の提供)」を学生に強制した中国・河北省の大学が、インターネット上で大きな話題になっている。南方日報が伝えた。

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24日、マイクロブログ上に「4月22日午後、石家庄人民医学専科学校(日本の大学にあたる)中医科の学生は河北省生殖医院に連れて行かれ、精子を提供させられた。指導員が言うには、『私は君たちに優しくしてるんだよ。他のクラスは絶対に精子を提供しなければならないけど、君たちは行くだけでいい。提供するかどうかは自分たちで決めていいから』だって」との書き込みがあった。

投稿者の男子学生によると、21日夜にクラス幹部に連絡があり、22日午後にクラスの男子全員で精子を提供するよう求められた。男子学生は何かの冗談だろうと思ったのだが、翌日の午後3時になると、授業の途中で指導員が現れた。教授に授業を終わらせた指導員は学生を点呼した後に、男子学生全員を車に乗せて河北省生殖保健サービスセンターに向かったという。

「精子の提供には反対しないけど、こんな強制的なやり方は屈辱でしかない」と男子学生は不満をあらわにしている。クラスの学生は全員抗議したが、指導員は「学校の要求だから、とにかく行かなければならない」と相手にしなかった。この男子学生は結局何もせずに帰ったのだが、河北省精子バンクによると、この日「連行」された男子学生40人のうち、約10人が精子を提供したという。また、世間でうわさされている「精子提供後の栄養補給」と称するお礼の品も一切なかった。

河北省精子バンクの趙主任は「確かにこの日は学生たちの精子提供があったが、それは『献精子』ではなく、各種データ採取のためのサンプリングだ。その方法が強制的であったとしても、それは大学側の問題。サンプリングでも協力者には同意書に署名をしてもらっている。お礼についてだが、サンプリング協力者には交通費しか支給していない。今回の大学生たちは大学の車で来ているので、それも渡していない」と説明した。(翻訳・編集/本郷)

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