地震発生後も抗日ドラマを流し続ける、地元テレビ局に非難殺到―四川省

Record China    2013年4月23日(火) 13時14分

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21日、四川省雅安市で20日朝にM7の大地震が発生したが、地元テレビ局・四川衛視はその後も抗日ドラマ「箭在弦上」を流し続けたため、非難を浴びている。写真は「箭在弦上」。

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2013年4月21日、米華字紙・世界日報によると、四川省雅安市蘆山県で20日午前8時2分(日本時間同9時2分)、マグニチュード(M)7.0の地震が発生したが、地元テレビ局の四川衛視は抗日ドラマを放送し続けた。しかも、その抗日ドラマ「箭在弦上」は、あまりにも大げさな内容から「抗日神ドラマ」とやゆされるほどの荒唐無稽なドラマだった。

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多くのネットユーザーが、地震発生後に通常放送を続けたテレビ局を非難。マイクロブログ・微博は怒りの声であふれた。以下は代表的な意見。

「今、四川衛視はドラマ。重慶衛視もドラマ。中央テレビ第1もドラマ、東方衛視だけが雅安中継」

「なんてこった!微博上は今、雅安地震のことで大騒ぎになっているのに、多くの家屋が倒壊しているのは間違いのない事実なのに!四川衛視はあのいやらしい『箭在弦上』を平然と流しているじゃないか。頭にきた。早く全国の人民に災害状況を知らせろ!」

「四川衛視は人民の生命を軽んじ、節操も道徳心もない。地震発生から1時間以上たって、他のテレビ局は地震の最新情報を報道しているけど、四川衛視はまだ地震のことなど一言も放送していない。さっき医薬品のCMを流したと思ったら、またドラマを放送してる。地震速報のテロップさえ出さないとは、ホントにがっかりだ」

「もうすぐ2時間だよ。四川衛視はまだ『箭在弦上』をやってる。四川ニュースは医薬品の宣伝ばかり。突然の大災害や事件が発生したら、ニュースは情報交換の中心的役割を果たすべきだ」

しかし、四川衛視の微博アカウントは、少し前に地震関連情報をアップしている。それは「『生命のために道を譲って下さい』緊急拡散!皆さん、むやみに被災地へ出かけようとしないで下さい。救援車両に道を譲って下さい!ご協力ありがとう!被災地に祈りを!拡散お願いします!」というものだった。(翻訳・編集/本郷)

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