<レコチャ広場>われわれの衣食住も空気も、すべてが毒にまみれている―中国

Record China    2013年4月16日(火) 21時11分

拡大

14日、中国の著名な弁護士、蘭和氏は「毒が中国を害する」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は武漢の違法食品工場。

(1 / 8 枚)

2013年4月14日、中国の著名な弁護士、蘭和(ラン・ホー)氏は「毒が中国を害する」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。以下はその内容。

その他の写真

食品や衣料品、空気に至るまで、われわれは全面的に毒に包囲されている。学校の制服でさえ安全ではなく、尊厳や美しさもなく、欧米とは程遠いレベルだ。文明とはペナルティーから生まれ、厳しい基準と責任によって安全が保たれると私は考える。

今の中国人は、衣食住や呼吸までもが毒されている。基本的な安全もないのに、幸福や夢などがあるわけがない。衣料品1つとっても、国外向けの中国製品には数百ものチェック項目があるのに、国内向けはわずか5項目だけ。しかも命にかかわる重金属などは検査範囲に含まれていない。中国の企業は国際基準を無視し、権力者は中国企業をコントロールする。共産主義の資本家が中国に災いをもたらしているのだ。

新鮮な空気がぜいたく品になってしまう時代など、われわれは予想できただろうか?衣服に毒、食品に毒、車にも毒、空気にも毒。この広大な中国が有毒物質ですっぽりと覆われているのだ。特権階級の人間ならば、欲しいものは手に入るだろう。だが空気だけは別だ。平民はこのブラックジョークで自分を慰めるしかない。昔マルコ・ポーロが「この世の楽園」と呼んだ中国が、今では地獄に落ちぶれてしまった。

30年にわたる経済発展で、環境は徹底的に破壊され汚染された。人々の健康や生命を脅かす事件が相次いで発生しているにもかかわらず、これまで誰ひとり責任を取らず、役人も誰ひとり解雇されていない。これは絶対に不思議なことだ。

企業家にコンプライアンスを求めても無駄だ。中国は欧米諸国と異なり、これまで1度も商業文明の洗礼を受けたことがない。欧米だけでなく香港やマカオでも、企業や個人の行為に対する懲罰は非常に厳しい。香港では車の窓から紙切れを投げ捨てただけで1500香港ドル(約1万9000円)の罰金だ。しかし、北京ではどこでゴミを捨てようが痰を吐こうが、さらには大便をしようが、誰も何も言わない。低レベル低コストのこうした違法行為が、中国全土が毒物で覆われる結果を招いたのだ。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携