ジャッキー・チェンの“お宝流出”騒動、香港政府への怒りが出発点?―中国

Record China    2013年4月16日(火) 12時15分

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ジャッキー・チェンが中国に所有している伝統的な古民家をシンガポールに寄贈すると発言したことについて、俳優の長男ジェイシー・チャンが説明した。写真はジャッキー・チェン(左)とジェイシー・チャン(右)。

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2013年4月15日、ジャッキー・チェンが中国に所有している伝統的な古民家をシンガポールに寄贈すると発言したことについて、俳優の長男ジェイシー・チャン(房祖名)が説明した。文匯報が伝えた。

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ジャッキーは今月5日に自身のミニブログで、中国・安徽省に所有する古民家の一部を、シンガポールの科技設計大学(SUTD)に寄贈すると発表した。このニュースに中国社会は敏感に反応し、「中国のお宝をなぜ海外流出させるのか」と不満の声が勃発。ネット界でも熱い論争の的になっている。

15日、ジャッキーの長男ジェイシー・チャンが、湖南省で映画のPRイベントに出席した際、今回の寄贈騒ぎについて語った。ジェイシーによると、もともとジャッキーは香港に寄贈しようと働きかけていたが、香港政府が話に取り合わず、移築場所も提供しなかった。「その点を父はかなり怒っている。だから、同じく多くの華人が暮らすシンガポールへの寄贈を決めた」と語っている。

結果、科技設計大学が緻密に練られた移築計画を用意したために決断に至った。移築後のメンテナンス方法についても事細かな説明を受け、これに感動したジャッキーは、彼らに託すのが最も安心だと思ったのだという。

ジャッキーは、その本名が「陳港生(香港生まれ、の意味)」だけに、香港に対して特別な愛着と思い入れを持っている。本来なら愛する故郷に自分のお宝を渡したかったが、香港政府の態度を見て、考えを変えざるを得なかったという。築200年ほどになるジャッキー所有の古民家は計10棟あるが、残り6棟についても香港以外の国・地域に寄贈したい思いが強いようだ。(翻訳・編集/Mathilda

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