2013年4月4日、国連の世界観光機関（UNWTO）が発表した海外旅行先での支出額が多い観光客の国別ランキングによると、中国が昨年首位のドイツを抜いて世界一となった。中国新聞社が伝えた。

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中国人観光客による海外旅行先での支出額は昨年、史上最高額の1020億ドル（約9兆8000億円）となり、前年比41％の大幅増となった。この10年間、世界最速で急成長した中国の海外旅行市場だが、その背景には中国で進む都市化や可処分所得の増加、海外旅行制限の緩和などがある。

00年から12年で、海外旅行に出かける中国人観光客は1000万人から8300万人と8倍に増加。中国人の消費額も05年には世界7位だったが、その後、イタリア、日本、フランス、英国を抜き、長年1位と2位を独占してきたドイツと米国を昨年抜いて1位になった。中国の他にも、経済発展の著しいロシアが前年比32％増の430億ドルで世界5位に。ブラジルは05年の29位から、12年には220億ドルで世界12位となった。（翻訳・編集/本郷）