「実家に見物に来るのはやめて」ノーベル文学賞受賞の莫言氏が困惑=便乗して海賊版販売も―中国

Record China    2013年4月3日(水) 12時23分

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30日、前年にノーベル文学賞を受賞した作家の莫言氏が、連日のように実家に押し寄せる見物客にへきえきし、「もう来ないでください」と発言した。写真は莫言氏。

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2013年3月30日、世界中の華人に最も影響を与えた人物を選出する「2012−2013 影響世界華人盛典」が、中国の北京大学百周年記念講堂で行われた。広州日報が伝えた。

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2012年ノーベル文学賞を受賞した作家の莫言(モーイエン)氏、ピアニストの郎朗(ラン・ラン)氏、作曲家の陳其鋼(チェン・チーガン/現在は仏国籍を取得)氏が今年の受賞者。最も話題性が高かったのは中国籍の作家として初めてのノーベル受賞者となった莫言氏だろうが、この日、同氏は受賞後の少々“わずらわしい日々”について語った。

「ノーベル文学賞を受賞したからといって、天狗になる気はちっともない。受賞後も静かにしているつもりだが、それでも多くの面倒に悩まされている」と発言した。前日には父親の住む実家に200人以上もの見学者が訪れ、家族はほとほと参っているという。喜んでいるのは近隣の住民たちで、見物客を当て込んで軽食を売ったり、莫言氏の著書を売ったり、中には海賊版の書籍を売る者までいるという。

「皆さん、どうかもう私の実家を訪ねるのはやめてください。行ってもガッカリするだけです。私の作品に描かれているような、輝ける壮麗な風景はどこに行ってもありませんよ」と、強い言葉で参観者の来訪を拒絶していた。(翻訳・編集/愛玉)

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