中国の中産階級、西洋文化の影響を色濃く受けている―独紙

Record China    2013年3月24日(日) 19時12分

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21日、多くの中国人が洋風でモダンなものを好み、その代表格ともいえるイケアの家具は大人気だという。写真はイケア北京店。

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2013年3月21日、中国紙・参考消息(電子版)は、14日付の独紙フランクフルター・ルンドシャウの記事を紹介。多くの中国人が洋風でモダンなものを求めており、その代表的なものはイケアの家具展示場にあると伝えた。

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イケア北京店には毎日多くの中国人消費者が訪れる。花柄の家具やモノトーンの家具などさまざまなコンセプトの家具が展示されているが、「イケアの家具は洋風で現代的だから大好き」と中国人消費者。彼らの多くは家具購入のために来店するのではなく、時間つぶしのためだ。モデルルームで記念撮影をする人、椅子に座っておしゃべりをする人、なかにはベッドで昼寝をする高齢者も。イケアの店員は特に注意することもなく、彼らの自由にさせている。そして出口にあるテイクアウトのファストフードの店には長蛇の列ができる。

西洋の商品や大衆文化を輸入することで、西洋の価値観や理念を輸入することになるのではないかと中国政府は心配する。北京理工大学経済学部教授で、著名な時事評論家の胡星闘(フー・シンドウ)氏は、「北京のような大都市だけでなく、内陸部の至る所で西洋のライフスタイルのシンボルを見かけることができる。若者は一人暮らしを好み、古い観念の両親とは一緒に暮らそうとしない。彼らは茶館ではなくバーに出入りし、怪しい国産の商品よりも品質の確かな外国のブランド商品を購入する」と指摘する。

北京市民の28歳の女性は「西洋化は止められない現象。私たちのような都市部の人間で西洋文化の影響を受けていない人は1人もいない。私たちは欧米人の生活レベルには到達していないが、彼らと同じような価値観を持っている」と話す。中産階級に属している彼女は、自称「愛国者」だが、「中国にもっと強くなってほしいから、中国は西洋の価値観をもっと受け入れるべきだ」と語った。(翻訳・編集/本郷)

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