NASAの中国人研究者にスパイ容疑=帰国直前に空港で逮捕―米国

配信日時:2013年3月20日(水) 11時46分
NASAの中国人研究者にスパイ容疑=帰国直前に空港で逮捕―米国
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19日、中国紙・環球時報(電子版)はNASAで働いていた中国国籍の従業員が逮捕されたと報じた。米下院議員はスパイ容疑として取り上げ、中国人研究者の機密情報接触について公聴会を開くことを明らかにした。資料写真。
2013年3月19日、中国紙・環球時報(電子版)はNASAで働いていた中国国籍の従業員が逮捕されたと報じた。

18日付の米国営放送ボイス・オブ・アメリカは、米航空宇宙局(NASA)の研究センターでつい最近まで働いていた江波(ジアン・ボー、音訳)元研究員が逮捕されたと報じた。米連邦捜査局(FBI)が同氏に対し、13日から武器輸出規制法違反に関する調査を実施したところ、江元研究員が直後の15日に中国に帰国する航空便を予約したことを把握。16日、ワシントン・ダレス国際空港で所持品を検査したところ、申告漏れのノートパソコンやハードディスクを保持していたため、「虚偽の供述」容疑で逮捕した。

18日、米下院予算委員会でNASAなど政府機関を担当するグループを主管する、米共和党のウォルフ下院議員は記者会見を開き、FBI報告に基づいてこのスパイ疑惑を取り上げた。江元研究員がたずさわっていた技術は軍事転用が可能なものだという。また、同氏は以前、中国に帰国した際にNASAから供与されているノートパソコンを持ち帰ったことも明らかになっているという。

ウォルフ議員は7日も江元研究員の名前を伏せた上で、この問題に関する記者会見を開いている。同日、NASAはすでに同氏が辞職していること、調査を司法機関に依頼したことを連絡してきたという。

「中国国籍の契約従業員に、機密に関する情報に接触させることは規約違反だ」とウォルフ議員は指摘。20日に公聴会を開き、NASAの問題を追及することを明かした。(翻訳・編集/KT)
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