「中国が北朝鮮を見放せば、東アジアは混乱に陥る」=北京大教授が懸念―中国紙

Record China    2013年3月13日(水) 11時4分

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12日、中国北京大学国際関係学院の陳峰君教授は、北朝鮮の核実験強行を受けて「国内外で“北朝鮮放棄論”が拡大している。しかし、北朝鮮を見放せば東アジア地域は混乱に陥る」と語った。資料写真。

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2013年3月12日、環球時報(電子版)によると、中国北京大学国際関係学院の陳峰君(チェン・フォンジュン)教授は、北朝鮮の核実験強行を受けて「国内外で“北朝鮮放棄論”が拡大している」と指摘し、「軍事的重要性が低下し、独裁体制による中国への背信行為が問題視されているためだ。しかし、北朝鮮を見放せば東アジア地域は混乱に陥る」と語った。

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陳教授は北朝鮮の軍事的重要性について「昔の陸海戦中心の戦争と異なり、近代戦では空中戦が中心となる。北朝鮮は地理的理由で軍事的に重視されてきたが、空中戦ではその必要はなくなる」と指摘した。一方で、「辺境地域を支配したものが大陸を制する」との理論通り、朝鮮半島の戦略的価値は今後も大きいと説明。「最新科学技術と地域的コントロールの両方を手にした場合、世界の覇権を握ることができる」と述べた。

一方で、陳教授は“北朝鮮放棄”後に想定される弊害は不透明だと指摘。もし朝鮮半島で衝突が起きた場合、無数の難民が国外に流出し、東アジア地域は混乱に陥ると予測。「単なる好き嫌いを理由に放棄を急いではならない」としている。(翻訳・編集/AA)

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