「客室でカップラーメン禁止」は中国人差別なのか?国内でも意見割れる―中国紙アンケート

Record China    2013年3月12日(火) 20時13分

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11日、モルディブ観光当局の最新の発表によると、当地を訪れる外国人観光客の2割超を中国人が占め、3年連続で国別最多となっている。多くの観光収入を現地にもたらしていると考えられる中国人旅行客だが、トラブルも伝えられており…?写真はモルディブ。

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2013年3月11日、モルディブ観光当局の最新の発表によると、当地を訪れる外国人観光客の2割超を中国人が占め、2012年には23万人となり、3年連続で国別最多となっている。

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多くの観光収入を現地にもたらしていると考えられる中国人旅行客だが、こんなトラブルも伝えられる。今月8日付の香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、同地のある5つ星リゾートホテルが、中国人旅行客の宿泊する客室に湯沸かしポットを提供することをやめたという。室内でカップ麺を食べ、レストランで食事をしようとしない宿泊客が多いからだという。これはホテルの元従業員を自称する人物が公開した情報だが、ホテル側ではこの告発を「悪意ある中傷」と反論。「中国は重要な市場であり、中国人宿泊客を差別するようなことはしていない」と説明している。

11日、中国の週刊紙・国際先駆導報はこの“湯沸かしポット”撤去について一般読者の意見を求めた。寄せられた意見は大きく分けると、「食事代をケチるほどお金がないなら海外行くな」「出費節約ではなく、外国の食事が口に合わないからしかたない」「中国人が軽く見られるのは自身にも原因がある」の3つに分かれるようだ。以下、寄せられた主な意見。

「何を食べるも何にお金を使うも個人の自由だ。多くの中国人観光客にとっては、現地の食事はたとえ高いお金を払っても満腹にはなれないんだ。インスタントラーメンも禁止なんて、飢え死にしろとでも言うのか」

「お金があるなら海外旅行をしてもいいけど、お金がないなら国内旅行で我慢しなよ」

「お金に余裕があってこそ海外旅行をしているのだから、ラーメンなんて食べてないでもっといいものを食べればいいのに」

「お金がないから部屋でカップラーメンを食べているのではない。中国人はあたたかいお茶を飲む習慣があるから、客室にはお湯が必要なのだ。それに、現地の食事が口に合わないから部屋で食事を済ませるまでのこと」

「味覚の問題だからしかたない。それに外国の人って朝っぱらから身体が冷えるようなものばかり食べるじゃないか」

「中国人っていつも嫌われ者だよね、その理由はきっと自分にあるんだ!」

「中国人観光客を差別するのには理由がある。実際、一部の観光客はマナーが最悪だ。国内でも大事な建築物に名前を彫ったりしているが、例えばベルサイユ宮殿に行っても同じようなことをするのだろうか?」

「自分自身を振り返ってみよう。裕福になっても外国人から差別を受けるのはなぜだろうかと。これは決して金銭の問題じゃないんだ」

「金があっても教養がない。言葉ができないから部屋でカップラーメンを食べているしかないのだ」

「中国人として堂々と出て行って、あるべき尊重を受けようよ」

「国内ツアーにだって、おみやげ屋めぐりの強制だとかいろいろな問題があるけれども、それは看過されているじゃないか。それが外国となると、やれ差別だと騒ぐのか」(翻訳・編集/愛玉)

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