<尖閣問題>レーダー照射事件は日本の演習妨害がきっかけ=偶発的衝突を避ける鍵は日本に―中国将官

Record China    2013年3月11日(月) 15時32分

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10日、中国広播網は記事「尹卓少将:東シナ海における日中の偶発的衝突を避ける鍵は日本にある」を掲載した。中国側は偶発的な衝突が起きないように配慮していると強調している。写真は中国人民解放軍東シナ海艦隊の演習。

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2013年3月10日、中国広播網は記事「尹卓少将:東シナ海における日中の偶発的衝突を避ける鍵は日本にある」を掲載した。

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10日、ラジオ局・中国中央人民広播台の両会特別番組に全国政治協商会議委員、海軍情報化専門家委員会主任の尹卓(イン・ジュオ)少将が出演した。尹少将は1990年代末に米中間には海上安全交渉体制が構築されたが、日中間にはまだ構築されていないと指摘。日本側にわだかまりがあり、中国との海軍交流を望まないことが原因だと批判した。

また、中国側は偶発的な衝突が起きないように配慮しているが、しかしその成否は日本側が不要な挑発をしないことにかかっていると強調している。

一例としてあげられたのが尖閣諸島での日本側のスクランブル。中国の輸送機、海洋環境監視観測船隊所属機など非武装の航空機が尖閣から遠く離れた地点を飛行しているのに対し、日本側は戦闘機を派遣して行く手を阻んだと非難。最も接近した時には3メートルの距離まで接近し挑発したという。

さらにレーダー照射事件に関しても中国艦隊の演習中に日本側艦艇が接近。中国の艦艇同士の距離よりもさらに近い距離にまで海上自衛隊護衛艦は接近したが、衝突をさけるための国際法に違反した行為だと批判している。

尹少将は日中関係改善には政治関係と外交関係の改善が第一であり、その後、海上安全対話のシステムを作ることで、偶発的な衝突を避ける基盤になると説明した。(翻訳・編集/KT)

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