日中もし戦わば、日本びいきの香港はどうなる?“1国2制度”とはいくまい―米華字メディア

Record China    2013年2月27日(水) 10時48分

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26日、米華字メディア・多維新聞は「日中開戦になれば、香港はどうなる?」と題した論説を掲載した。資料写真。

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2013年2月26日、米華字メディア・多維新聞は「日中開戦になれば、香港はどうなる?」と題した論説を掲載した。以下はその要約。

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日中両国は尖閣諸島(中国名:釣魚島)の領有権をめぐって緊張の度合いを深めている。だが経済上の相互利益を考えると、軍事衝突の可能性は低いとの見方が有力だ。ただし、両国の政府は国内に難題を抱えている。日本経済は低迷を続け、人心はバラバラ。中国政府は顕在化する社会の矛盾に対処しなければならない。国民の気持ちを1つにするためにも、両国政府には局部的に戦争を起こす必要性があるとの見方も否定できない。

100年以上も国際都市であり続けている香港は、外国人との交流の歴史が長く、国際紛争について自らの立場を明らかにすることはほとんどない。日本を訪れた経験のある香港人も多く、彼らはみな日本の文化水準の高さを認めている。ましてや日本が軍国主義の国だとは決して思っていない。

もし、中国が日本と戦争になれば、日本に好意的な香港人は中国政府の人間や民族主義にまみれた本土人から、「逆賊」や「走狗」といった言葉で責められる恐れがある。これまで外国との軍事衝突が発生するたびに、中国共産党は挙国一致で大々的に相手国を非難してきた。そうした事態に陥った場合、「一国二制度」の香港でメディアや個人が反戦を唱えることは可能なのだろうか?可能だとしても、何らかの報いを受けるのではないだろうか?昨年、英国領香港の旗を掲げてデモに参加した香港人は「外国勢力のコントロールを受けている」というレッテルをはられた。これが戦争状態であったら、さらにひどいことになっているはずだ。

13億人が民族主義の熱に浮かされている今、香港人はどのような態度を示すべきなのか?それこそが「一国二制度」の最大の試練なのである。(翻訳・編集/本郷)

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