なぜ日本のトイレではトイレットペーパーをごみ箱に捨てないのか?―中国メディア

Record China    2019年3月17日(日) 6時50分

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15日、中国紙業網は、日本ではトイレットペーパーをごみ箱に捨てない理由について紹介する記事を掲載した。写真は日本のトイレ。

2019年3月15日、中国紙業網は、日本ではトイレットペーパーをごみ箱に捨てない理由について紹介する記事を掲載した。

記事は、近年中国では海外旅行がブームとなっており、特に日本旅行へ行く人が増加していると紹介。日本文化の多くが中国から取り入れたものであるとはいえ、日本独自の発展を遂げたものも少なくなく、すでに日本独自の文化となっているとした。

そのため、「日本と中国の生活方式には大きな違いも存在する。従って、日本旅行へ行く前に、旅行攻略の準備をしなければならない。そうでないと、現地のタブーを犯してしまうか、笑われることになりかねない。これにはトイレの問題を含む」と指摘。日本では使用済みのトイレットペーパーをごみ箱には捨てない理由について説明した。

記事は、「トイレは誰もが行くところではあるが、国によってトイレは違う。中国では、『トイレにごみを流さないように』との張り紙がよく貼ってあるが、このごみにはトイレットペーパーを含む。これは、トイレの水の流れが弱く、水に溶けにくい物質が詰まるからだ。そのため、中国ではごみ箱を設置している」と中国の状況について解説した。

しかし、「日本は中国のトイレとは全く違う」と指摘。「日本のトイレにはごみ箱がほとんど置いていない。あったとしてもそれは女性用の物を捨てるためだ。中国人の中には、日本の生活方式を理解していないため、トイレットペーパーをごみ箱に捨ててしまう」と日中の違いを紹介した。

その上で「中国人にとってこれは文明的な行為だが、日本人にとっては非文明的な行為で、このために問題が発生する。日本人は中国人がトイレットペーパーをごみ箱に捨てるため、やむを得ず中国語で紙をトイレに流すようにとの張り紙を張らざるを得なくなる」のだという。

こうした張り紙は中国人からすると、「日本人は中国人を意図的に悪く言っている」と感じ、不快に思うという。しかし、「ちょっと角度を変えて考えてみるといい。日本人が中国に旅行に来て紙をトイレで流してしまい詰まらせたら多くの人の反感を買うだろう。これは両国間の文化の違いであり、日本人が紙をトイレに流すのはその方がよりエコだからだ。水に溶けたほうが環境に良いと考えているのだ」と論じた。(翻訳・編集/山中)

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