大気汚染がますます悪化、天然ガス輸入が大幅増加か―米メディア

Record China    2013年2月15日(金) 16時27分

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12日、深刻な大気汚染が発生していることから、「よりクリーンなエネルギー」として中国の天然ガス輸入量が大幅に増加すると予想されている。写真は2013年2月、浙江省嘉善県に投入された、液化天然ガスを燃料とする路線バス。

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2013年2月12日、新華網によれば、深刻な大気汚染が発生していることから、中国国内で「よりクリーンなエネルギー」として天然ガスの使用が積極的に奨励されており、その輸入量が大幅に増加する可能性がある。

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米経済・金融系通信社・ブルームバーグの8日付の報道では、天然ガス価格が高騰を続けている中、中国最大のエネルギー企業・ペトロチャイナ(中国石油天然気集団)は、海上輸送やパイプラインで輸入される天然ガスが2013年には24%増加すると予測している。ペトロチャイナが1月30日に公開した年度報告書では、原油輸入量は7.3%増え、国内のエネルギー総消費量の58%を占めることが見込まれており、その数字は中国政府が1月24日に明らかにした海外依存度61%という上限に近づきつつある。

中国はほとんどの場合、多年契約によって液化天然ガスを輸入している。最大の供給国カタールから輸入する天然ガスの価格は2012年平均で1トン当たり970ドル。さらにトルクメニスタンやウズベキスタンからも輸入しており、2013年にはミャンマーからも輸入することが計画されている。アジア地区での天然ガスの需要増は、供給に追いつかなくなってくるため、価格上昇を招く。これは米投資銀大手ゴールドマンサックスの予測だ。こうなると、中国と同様にこれまで化石燃料への大きく依存してきた日本との競争は激化するだろう。

中国税関総署の統計では、2012年における天然ガスの平均コストは前年比19%の上昇をみている。それでも、ペトロチャイナの予測では、2013年の天然ガス輸入量は530億立方メートルに達し、液化天然ガスの輸入は15%増の1650万トンに、パイプライン経由の輸入は32%増の300億立方メートルに達する。(翻訳・編集/岡田)

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