アジア一の慈善家、大気汚染が深刻な北京で「新鮮な空気」を配布―中国

Record China    2013年2月2日(土) 21時36分

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30日、中国の企業家で著名な慈善家でもある陳光標氏が、深刻な大気汚染に苦しむ北京市民に缶入りの「新鮮な空気」23万本を配布した。

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2013年2月1日、中国新聞社によると、中国江蘇省の企業家で、ド派手なパフォーマンスで知られる慈善家の陳光標(チェン・グアンビャオ)氏が1月30日、「新鮮な空気」を北京市民に配布した。

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この日も北京の上空は大気汚染による濃霧に覆われていたが、陳氏はボランティアと共に自社製品の缶入り「新鮮な空気」23万本とエコバッグ2万3000個を配布。「新鮮な空気」の中身は新疆ウイグル自治区や台湾などの空気だという。

陳氏の「新鮮な空気」缶について、台湾の環境保護署空気品質保護及び噪音管制所の謝燕儒(シエ・イエンルー)所長は、「缶の中身がどんなものか知らないが、空気の販売に関する規定はない」とコメント。ただし、「台湾の空気」と明示して販売されるからには、台湾の経済部標準検験局の認可を得なければならないという。

陳光標氏は、昨年8月31日付の米紙ニューヨーク・タイムズに「釣魚島(日本名・尖閣諸島)は中国の領土」という半頁大の意見広告を出したことでも話題となった。東日本大震災でもいち早く被災地に駆けつけている。本業は資源リサイクル企業などの経営者だが、「アジア一の慈善家」としても知られている。しかし、生活困窮者に札束を配るなどの派手なやり方を好むため、単なる「売名行為」との批判も浴びている。(翻訳・編集/本郷)

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