尖閣問題だけが日中関係ではない、ナショナリズムを煽ってはならないと専門家―中国

Record China    2013年1月27日(日) 11時12分

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26日、新華網は習近平総書記と山口那津男公明党代表の会見について、専門家の論評を伝えた。写真は17日、北京市。安倍首相がお辞儀している姿を表紙にした雑誌の広告ポスター。

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なぜ習近平総書記は安倍晋三首相の親書を受け取ったのか?―米華字メディアについて、専門家の論評を伝えた。

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25日午前、習近平(シー・ジンピン)総書記は山口那津男代表と会見。安倍晋三首相の親書を受け取り、日中首脳会談にも前向きな姿勢を見せた。日中の対立が続いていたなかで、習書記のこの姿勢は何を示しているのか。

清華大学当代国際関係研究院の劉江永(リウ・ジアンヨン)副院長は、習書記は会見によって日本市民及び国際社会に重要なメッセージと誠意を伝えたと評している。そのメッセージとは日中関係の発展を重視する大方針に変化はないという意味だと分析している。

中国国際戦略研究基金会対外政策研究センターの張沱生(ジャン・トゥオション)主任は、日中関係が困難な状況になっても中国側は日中関係維持の基本方針を動揺させていないことを示したと評している。

複数の専門家が一致しているのは日中関係は政治、経済、文化などさまざまな方面を含むもので、尖閣問題は日中関係のすべてではないという点。積極的な思考で二国間関係の改善に取り組み、国民感情の改善を図るべきで、ナショナリズムを扇動してはならないと発言している。(翻訳・編集/KT)

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