<旧正月>大晦日の帰省切符発売開始、購入ピークに=切符予約ツールも登場―中国

Record China    2013年1月22日(火) 10時53分

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21日、中国では鉄道部12306サイトを通じて、春節乗車分の全国鉄道切符が購入可能となった。大晦日が春節連休の初日となることから、この日が「春運」鉄道切符購入のピークを迎える。写真は湖南省の列車駅で切符を買うために並ぶ人たち。

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2013年1月21日、中国では鉄道部(鉄道省)12306サイトを通じて、春節(旧正月、今年は2月10日)大晦日乗車分の全国鉄道切符が購入可能となった。大晦日が春節連休の初日となることから、この日が「春運」(春節前後の帰省ラッシュ、今年は1月26日から3月6日の40日間)鉄道切符購入のピークを迎える。中国新聞社のウェブサイト・中新網が伝えた。

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「春運」期間中の鉄道切符発売が始まってから、鉄道部は、オンラインや電話による購入をめぐり、さらなる改善を実施してきたが、それでもやはり、「一枚の切符さえも手に入らない」という状況は、解決には至っていない。最近、「切符取れた?」が、「食事した?」に代わって、中国人があいさつする時の常とう句になっている。

公開統計データによると、鉄道部の切符予約購入サイト「12306」では、ピーク時に毎秒20万人が同時にアクセスしている。1日延べ1700万人がログインし、1日のクリック数は延べ15億回に達する。人気路線のチケットは、発売開始からわずか20秒で完売した。

困難な切符入手という問題に対応するため、360、金山、捜狗、遨遊などのブラウザメーカーは続々と、切符予約ツールを公開したが、たちまち関連部門の介入にあった。某報道によると、中国工業情報化部(工業情報化省)はすでに通知を出し、これらの企業に対し、予約ツールの公開を停止するよう求めたという。

ただし、中新網記者が360、金山、捜狗、遨遊などのブラウザメーカーの公式サイトにアクセスしたところ、今もなお切符予約ソフトのリリース・ダウンロードサービスは提供されていた。ダウンロードしたところ、問題なく使用することができた。

■切符予約ツールで12306サイト負荷が強まる?

中国国営中央テレビ(CCTV)の報道によると、「12306」サイトは、「切符予約ソフトがネットワークの負荷を強める」と主張しているという。中国鉄道科学研究院の朱建生(ジュウ・ジエンション)研究員は取材に対し、「いくつかの条件が整えば、予約の成功率がアップすることを、我々も確認した。しかし、このような予約ソフトを使用できる環境にある人なら、同様に確認できるだろう。これらのソフトは、12306サイトで大量の自動検索・更新・自動送信を行う。このような自動操作は、リソースの消耗に極めて大きな影響を及ぼす」とコメントした。

一方、ブラウザメーカー側は、「ネットワークリソースの消耗」という意見には同意しない。金山ネットワーク市場部の総監は、「技術面からこの問題を分析すれば、我々はごく普通のユーザーが12306サイトで行う更新作業をただ模倣しているにすぎない。予約購入が完了した後にも、また12306サイトにアクセスすることはあり得ない。これに対し、切符を入手できず繰り返しサイトにアクセスする方が、通信回線に余計な負担がかかる」と反論した。

奇虎360社も、「我々が行っていることは、『インテリジェント最適化されたルーティング技術』を用いて予約画面の更新を繰り返すというもので、12306サイトのサーバーに対して無駄に大量占有することはない」と回答した。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/内山

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