歴史教科書に出てくる張作霖の写真、「本人ではない」と孫が証言―中国メディア

Record China    2013年1月18日(金) 12時13分

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16日、中国の歴史の教科書に載っている張作霖の写真について、「本人ではない」と張作霖の孫が証言した。

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2013年1月16日、法制晩報によると、高校の歴史教科書に掲載されていた張作霖(ジャン・ ズオリン)の写真が全く別人のものであったことが、台湾に住む張作霖の孫の証言によって明らかになった。

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問題の写真は、人民教育出版社から2007年より以前に発行された高校の歴史教科書「中国近代史」に掲載されていたもの。張作霖の六男・張学浚(ジャン・シュエジュン)の息子・張閭実(ジャン・リューシー)氏が最近、自身のブログに「中国の歴史教科書にあった張作霖の写真は私の祖父ではない。皆さんの頭の中にある張作霖の姿は、辛亥革命の英雄・何海清(ホー・ハイチン)将軍のものだ」と発表して話題になった。

張閭実氏が写真の間違いに気づいたのは、2007年に中国を訪れたとき。すぐに間違いを指摘しなかったのは、「写真の人物が誰なのか分からず、多くの人がこの人物を張作霖と信じ込んでいたため」だという。最近になって、何海清氏の子孫が祖父となる同氏の写真を掲載して、真相が明らかになった。人民教育出版社によれば、2007年以降の改訂版教科書には張作霖氏の写真は掲載されていないという。何海清氏の写真が張作霖氏として使用された経緯については、詳しい調査が必要だと話している。(翻訳・編集/本郷)

張作霖(ジャン・ ズオリン:1875年〜1928年)、中華民国初期の軍閥で奉天派の総帥。張学良・張学銘・張学思の父親。張作霖爆殺事件によって死亡。

何海清(ホー・ハイチン:1875年〜1950年)湖南省出身。中華民国建国(辛亥革命)の際に活躍した陸軍大将。

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