韓国の「お年玉文化」は日中の影響だった?ネットでは廃止派多数

Record China    2019年2月6日(水) 18時50分

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4日、韓国・聯合ニュースが「韓国の正月のお年玉の風習は中国と日本の影響だ」と報じ、ネット上で注目を集めている。写真は韓国の伝統衣装。

2019年2月4日、韓国・聯合ニュースが「韓国の正月のお年玉の風習は中国と日本から影響を受けたもの」と報じ、ネット上で注目を集めている。

旧正月の連休真っただ中の韓国。聯合ニュースは国立民俗博物館のチョン・ヨンハク研究官に取材を行なった。それによると、韓国で「お年玉」という用語が初めて確認されたのは1925年に発刊された「海東竹枝(ヘドンチュクチ)」(チェ・ヨンニョン著)という書籍で、「新年のあいさつをした子どもたちに大人が『お年玉』を与えた」という記録があるという。ただ、お年玉を渡す風習は普遍的ではなかった可能性があるという。チョン研究官は「(日本からの)解放(1945年8月15日)後、貧しい暮らしの中でお金を渡すのは難しかったはずで、その代わりに子どもたちに新しい服を着せたり、来客に食べ物やおやつをもてなしたりしたのではないかと思う」と話したという。

チョン研究官はまた「中国では11世紀から赤い封筒にお年玉を入れて渡す風習があり、日本も17世紀からお年玉の風習があったことが確認されている。開港後に日本人と中国人が韓国に入って来たことにより影響を受けたものとみられる」と話しているという。

これを受け、韓国のネットユーザーからは20~60代とさまざまな年代からコメントが寄せられている。「久しぶりに子どもたちに会っていい話もしてお小遣いもあげるのであって、悪い風習じゃない」との声が上がる一方で、「お年玉はなくすべき。妻の実家に行くとおいっ子めいっ子だけで10人。精神的に負担」「なくすべき風習。大人も負担だし、子どももお金をもらうことに慣れてしまって、大人になってからも努力せず簡単に儲けられることばかり考えてる」など反対派が優勢のようだ。

また「つまり、日本による植民支配の名残ということか。さかのぼれば中国の風習。それなら一日も早く清算すべき」「大体、韓国だけの文化ってどれぐらいあるの?まずは旧暦からなくしていこう」といった否定的な見方も強い中、「旧正月をなくそう。新暦の正月休みを増やして年明けをもっとゆっくり過ごそうよ」「旧正月じゃなくて『Chinese new year』にして。なんで新年が2回もあるの?」との声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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