ミャンマーで女性の人身売買が横行、8割が嫁不足の中国へ売られる―ミャンマー紙

Record China    2013年1月9日(水) 13時6分

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7日、「高収入が得られる」と騙されて中国に連れて行かれたミャンマー人女性が、現地男性との結婚を強要されるケースが頻発している。同国では、人身売買の被害女性は8割が中国に売り飛ばされる。写真は2009年5月、中国・河南省平頂山市で救出されたミャンマー女性。

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2013年1月7日、ミャンマー紙ミャンマー・タイムズによると、過去6年間に同国内で発生した人身売買犯罪について、被害女性の8割が中国に売り飛ばされ、嫁不足に悩む独身男性との違法結婚を強要されているという。環球網が伝えた。

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「『高給がもらえる中国の仕事を紹介する』と騙された貧しい女性たちを待ち受けているのは、中国人男性との強制結婚だ」と、ミャンマー警察国際犯罪部の報道官は指摘する。「この問題を解決するには警察の努力が必要。最大の原因は貧困であり、国境周辺地区の住民に対し、教育改善に力を入れなければならない」と話している。

06年1月から11年8月までに、ミャンマー国内で発生した人身売買に関する犯罪は731件で、そのうち585件で中国との関連が確認されている。ミャンマー警察はこれまでに1305人を救出したが、うち中国からが780人。タイからは483人、インドネシアから16人、マレーシアからは15人が救出された。人身売買の被害者の85%が女性で、ブローカーの65%も女性だ。

中国でのミャンマー人女性の救出は非常に難しい。彼女たちは広大な国土の各地に散らばっており、探し出すことが困難だからだ。なお、中国以外の国に売られた女性たちは主に性産業に従事させられ、男性は肉体労働を、子供たちは物乞いを強要されている。ミャンマー政府は2012年12月、こうした人身売買を撲滅する5年プロジェクトを立ち上げている。(翻訳・編集/本郷)

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