官僚の鶴の一声で改革派新聞コラム差し替え、新聞側は抗議―米華字メディア

Record China    2013年1月5日(土) 12時17分

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3日、米華字ニュースサイト・多維新聞は記事「南方グループの声明がニュース検閲を批判、広東省宣伝部長が注目の的に」を掲載した。写真は中国のマガジンスタンド。

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2013年1月3日、米華字ニュースサイト・多維新聞は記事「南方グループの声明がニュース検閲を批判、広東省宣伝部長が注目の的に」を掲載した。

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改革派メディアとして知られる中国紙・南方週末は毎年、新年号で改革への期待を表明する新年のあいさつを掲載している。今年は「中国の夢、立憲政治の夢」と題したあいさつが掲載される予定だったが、広東省宣伝部長の鶴の一声で「我々は民族復興の偉大な夢に最も近づいた」との原稿に差し替えられた。

新たな原稿では中国古代の皇帝、禹の治水を本来ならば4000年前と書かなければならないところで2000年と表記、他にも通算1507号の発行を1057号と間違えたり、「衆志成城」(一致団結すればどんな困難でも克服できる)ということわざを「衆志成誠」と書き間違えるなど低レベルのミスが繰り返されたが、原稿差し替えへの抵抗とも言われている。

また、書き換え前の原稿がインターネットに出回っているほか、南方週末編集部は新聞出版と検閲の過程を逸脱した、明らかな規則違反だったと批判。広東省宣伝部長の罷免を求めている。(翻訳・編集/KT)

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