シンガポールに「レストラン・釣魚島」が登場、警察などが調査に乗り出す―仏メディア

Record China    2012年12月28日(金) 12時32分

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26日、シンガポールで中国系住民夫婦が10月に「釣魚島」という名のレストランを開業していたことが分かった。警察など公的機関が調査に乗り出している。

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2012年12月26日、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語サイトによると、日本と中国の間で尖閣諸島(中国名・釣魚島)が領土問題の的になっているが、シンガポールである中国系住民夫婦が10月に「釣魚島」という名のレストランを開業していたことが分かった。警察など公的機関が調査に乗り出している。

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シンガポールのザ・ストレーツ・タイムズ紙が伝えたところによれば、問題のレストランはシンガポール市内のピースセンタービル内にあり、現在このレストランに対して調査を行っているのはシンガポール政府広告基準局と会計・商業登記局、そして警察当局の3機関。

店の看板は、背景に尖閣諸島がデザインされており、店内の壁にも尖閣諸島に関する地図や写真などが随所にあしらわれているほか、同諸島の歴史と日中が領有を巡って争っていることが記されている。店の関係者は取材に対し、経営者の夫婦には特に政治的な動機があるというわけではないと話している。

シンガポールでは、条例で社会的差別や対立、政治問題をあおるような広告は出せないことになっており、広告基準局は店の看板に条例違反がないか調べている。会計・商業登記局は店の登記名が「Onion Restaurant and Bar」となっていると指摘し、調査を行っている。また、警察は市民からの通報で調査を始めたという。(翻訳・編集/岡田)

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