<2012年中国10大ニュース(3)>自宅軟禁から脱出、盲目の人権活動家・陳光誠氏が米国へ

Record China    2012年12月29日(土) 21時10分

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2012年も政治から外交、スポーツまでさまざまなニュースがあった。その中から代表的な出来事を「中国10大ニュース」として振り返る。3件目は盲目の人権活動家・陳光誠氏が米国へ。

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2012年も政治から外交、スポーツまでさまざまなニュースがあった。その中から代表的な出来事を「中国10大ニュース」として振り返る。

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3件目は陳光誠事件。4月22日、盲目の中国人権活動家・陳光誠(チェン・グアンチョン)氏が軟禁されていた山東省の自宅から脱出。その後、北京の米国大使館に保護された。27日、陳氏はYouTube温家宝(ウェン・ジアバオ)首相あてのビデオメッセージを公開。軟禁中に現地共産党幹部、警察が陳氏の自宅に踏み込み暴力を振るった問題について、法に基づき犯人を厳しく罰すること、現在安否が気遣われている家族の安全を守ること、また監視者たちの横領、権力乱用について触れ、法に基づき腐敗を取り締まるよう求めた。5月19日、陳氏は留学の形で米国に向けて出国。ニューヨーク大に客員研究員として迎えられ、新たな環境のもとで新生活をスタートした。

陳氏は著名な人権活動家。幼少時に病気で失明したが、法律を学び農民や障害者の権利擁護活動に従事。「裸足の弁護士」と呼ばれている。2006年、「故意の財産破壊及び交通を攪乱した罪」で懲役4年3カ月の刑を受けた。山東省臨沂市の強制妊娠中絶の実態を公表し当局の不興を買ったことが原因と伝えられている。刑期満了後も自宅軟禁が続いていた。(編集/TH)

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