中国内陸部と欧州を結ぶ新たな貿易の道、鉄道版シルクロードの重要性高まる―中国

Record China    2012年12月27日(木) 15時21分

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20日、ブルームバーグは記事「中国・欧州貿易の“シルクロード鉄道”」を掲載した。中国内陸部と欧州を結ぶ貿易ルートとして国際鉄道の重要性が高まっている。写真は11月15日、深セン市の港湾。世界最大のコンテナ船が停泊している。

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2012年12月20日、ブルームバーグは記事「中国・欧州貿易の“シルクロード鉄道”」を掲載した。

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中国沿海部の労働コスト上昇に伴い、多くの多国籍企業が工場を中国内陸部に移転している。しかしそれで問題がすべて解決する訳ではない。内陸部は海から遠く離れているため、欧州に輸出する際の物流が課題だ。空運では高すぎる。トラックで沿海部の港まで運べば欧州まで合計で40日が必要となる。

重慶市に工場を持つコンピューターメーカー、ヒューレット・パッカード。彼らは新たな選択肢を見つけ出した。それは国際貨物列車での運送だ。2011年以来、重慶から独デュイスブルクまで1万1179キロという長い線路を、400万台ものノートパソコンが運ばれていった。2013年からはプリンターも鉄道で運ばれる予定だという。

鉄道輸送の場合、コストは空運の3分の1。水運と比べれば2倍と高いが、日数は21日間と短い。BMW、アウディ、ボルボなどの自動車メーカーも独東部から中国に部品を送り込んでいる。

中国と欧州の貿易にとって鉄道が極めて重要だということを中国人は理解しているようだ。中国政府はウズベキスタン、キルギスタンの鉄道建設への投資を検討している。温家宝(ウェン・ジアバオ)首相はこの中国と欧州を結ぶ路線を新たな“シルクロード”と読んでいる。(翻訳・編集/KT)

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