2012年12月23日、ジャッキー・チェンが香港のトーク番組で、元女優の妻ジョアン・リン（林鳳嬌）について語った。鳳凰網が伝えた。

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ジャッキーは23日、香港の衛星テレビ局・フェニックステレビのトーク番組「名人面対面」に出演し、今月20日に封切られた最新作「チャイニーズ・ゾディアック」についてあるエピソードを明かした。同作のエンディング部分では、かつて女優だったジャッキーの妻がほんの一瞬だけ姿を見せるのが話題となっているが、ジャッキーによると、彼女の出演については1年かけて説得したという。すでに中国で準備が整っていたロケ撮影を急きょ変更し、彼女のためだけにわざわざ香港へ移したという熱意を語った。

ジョアンには7年前、年間契約料1500万元（約2億円）というシャンプーのCMに出演しないかとオファーが舞い込んだ。破格の待遇だったが、ジョアンはあっさり拒否。「チャイニーズ・ゾディアック」での出演シーンは1秒足らずだが、世間の基準でギャラを計算すると、すごい金額になるとジョークを交えて語っている。

かつては世間から引退状態だった妻について、ジャッキーは近年、頻繁に話題にするようになった。遅ればせながら妻を尊重することを学んだため、ジョアンの態度も徐々に変化し、ここ数年になって2人の関係は大きく変わったという。

ジョアンは1982年、ジャッキーの長男で現在は俳優のジェイシー・チャン（房祖名）を出産。当時の2人は結婚や子供を持つことなど考えていなかったが、ジョアンの妊娠で一気に状況が変わった。しかし、2人の結婚説が流れたことで、海を越えた日本では女性ファンが自殺するというショッキングな出来事があったため、ジョアンは世間に波風を立てないよう、芸能界からそっと姿を消した。彼女の存在が再び浮上したのは、1999年にジャッキーの隠し子騒動が起こったため。これ以降も、ジャッキーを陰で支える立場として、その存在感は夫にとって絶大なようだ。（翻訳・編集/Mathilda）