あちこちで領土問題抱える中国、北朝鮮との間にも=白頭山の国境画定が未解決―米外交専門誌

Record China    2012年12月24日(月) 11時53分

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22日、米外交専門誌『ザ・ディプロマット』は、中国と北朝鮮の間に白頭山(中国名:長白山)の国境画定に関する対立があると指摘した。写真は白頭山。

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2012年12月22日、米外交専門誌『ザ・ディプロマット』は、中国と北朝鮮の間に白頭山(中国名:長白山)の国境画定に関する対立があると指摘した。RFI中国語版サイトが伝えた。

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近年、中国は尖閣諸島、南シナ海、南西部の領土を巡って他国と対立が起こっている。友好国である北朝鮮との関係も例外ではないようだ。同誌によると、1962年に中国と北朝鮮で話し合いが行われた際に国境が画定されたものの、一部の湖などについては国境を明確に定めず、棚上げとして共同開発することで合意していた。だが、問題そのものは未解決のままだ。

AFP通信は記事を引用し、「韓国は朝鮮半島全体を固有の領土と主張し、白頭山を聖なる山とみなしてきた。北朝鮮にとっても白頭山は聖地であり、故・金正日総書記はこの山で生まれたといわれている」と指摘した。

中国は長白山での投資を加速させており、2008年には世界遺産に申請、さらに2018年の冬季オリンピックの候補地とする動きもみられた。

このような動きが韓国を刺激し、2007年のアジア冬季競技大会では韓国のスケート選手が「白頭山はわが領土」と書いた紙を掲げる事件が起こった。

ザ・ディプロマットは、南シナ海、東シナ海で強硬な立場を取る中国は、白頭山でも同様の立場を取ると予測、領土問題が東アジアの不安要因となるだろうとみている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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