世界終末予言を信じる中国人、海外メディアはどう見るか?―中国紙

Record China    2012年12月20日(木) 18時38分

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18日、マヤの終末予言を信じる人が多くいる中国を海外メディアはどう見ているのだろうか?写真はウルムチのレストランが打ち出している最後の晩餐。

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2012年12月18日、中国のマイクロブログ・微博には、「12月21日に世界が終わる」というマヤの終末予言を信じたユーザーの書き込みが相次ぎ、多くの人が「地球上で暗黒の夜が3日続く」と信じてロウソクの買いだめに走った。参考消息は海外メディアがそんな中国をどう見ているかを伝えた。

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14日付のシンガポール華字紙・聯合早報は、インターネット調査で対象21カ国のうち、マヤの終末予言を最も多く信じているのは国民の5人に1人の中国だと報道。これまでに何度も「世界の終わり」「人類滅亡」の予言が出現したが、いずれも間違いだったことを挙げ、「世界の終わりよりも、これを信じる人が起こすパニックの方が怖い」と論じた。

中国各地でロウソクの買い占め騒動が発生したことについても、「日本の原発事故の際の塩の買い占めや、SARSの時の漢方薬・板蘭根の買い占めと同じ」と指摘。非科学的な話や事実に反するうわさに対して、メディアや政府が直ちに真実を明らかにし、民心を鎮めることが必要だと述べた。

さらに同紙は「12月22日の朝、太陽は昇り、地球は自転を続け、世界は終わらない。これまで通り働かなければならず、道路はいつものように渋滞し、世界は混乱状態だ」と断言。人々が終末論を信じる背景には「現実生活や未来に対する集団不安もあるが、それ以上に現実逃避したいという消極的な心が隠れている」と述べた。(翻訳・編集/本郷)

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