衆院選に中国も大注目、「キツネが去り、狼が来た」などコメント50万件超―中国版ツイッター

Record China    2012年12月17日(月) 17時49分

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16日に投開票が行われた衆院選は自民党が圧勝という結果に。“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトでは「♯日本衆議院選挙」のハッシュタグが登場し、17日午後までに50万件近い関連投稿が寄せられている。写真は自民大勝を伝える日本の新聞。

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2012年12月16日に投開票が行われた第46回衆院選は自民党が圧勝、民主党が惨敗という結果になった。多くの有権者の迷いを反映したのか、戦後最低の投票率を記録したのも注目すべき点だ。自民党の安倍晋三総裁は政権奪還を確実にしたことを受け、すでに人事などで新政権移行の準備にとりかかっている。今秋以降、対日関係で緊張の局面を引きずっている中国ではこれを受けて、日本のさらなる右傾化や対中政策に懸念を抱く向きもある。

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“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトでは「♯日本衆議院選挙」のハッシュタグが登場し、17日午後2時30分時点で50万件近い関連投稿が寄せられている。中国一般の反応にはどのようなものが見られるのだろうか。投稿の多数は、「尖閣問題はどうなるのか?」「尖閣を奪還しよう」「極右政権や対中強硬派の政権が誕生したら、中国も迎え撃つしかない」といった、いささかヒステリックなものが占めた。以下にその他の意見をご紹介する。

「キツネ(=野田)が去り、狼(=安倍)が来た」

「警戒すべき事態だ」

「誰が政権をとろうと同じだ。日本の政治を決める指揮棒を握っているのはアメリカだ」

「安倍さんが再選することは中国政府も早々に予想していたことだろう。だとしたら、政府もすでに万全の対策を立てているはずだ、心配には及ばない。今度は強硬派が日本の首相になるが、中国にとって吉報だと言える。日本に応戦する十分な口実になるからだ。応戦は決して宣戦布告ではない。しかし、戦の準備は整えておかねば、戦を一方的にしかけられるはめになる」

「安倍氏の首相再任は何を意味するか?日本はすでに右傾化が始まっているということだ!何が日中友好だ、何が戦略的互恵関係だ」

「目覚めよ、中国政府!日中民間の友好だとか、日本国民の友情だとかで自らを欺くな!」

「総理就任、退任、そして再任。安倍さんも充分に目が覚めたろう。日本によりよい未来を」

「日本の政治家たちによる頻繁な政権交代はまるで子供の泥遊びのよう。しかし、それでも日本の国力をみくびってはならない」

「誰が政権をとろうとも、国債問題と領土問題が優先事項となる。もちろん、頻繁に政権交代することは国民の生活に影響を及ぼしているだろうし、どの政策も長続きしないということだ。いずれにせよ、どんな国にしても、国民が幸福であることが至上だ」

「大敗したからって党首を辞任するなんて、野田さん、それは責任逃れではないか?」

「日本は多党制だから各党が互いに監視しあい、腐敗を抑制することができる。与党がダメなら野党がこれを引きずり下ろす。中国もこれに倣ってほしいね」

「外国の選挙(=衆院選、米・韓大統領選)ばかりに注目してメディアの浪費。日本で誰が政権をとろうと関係ない。自国の発展に集中しよう!隣国で政権交代したからといってその対中政策の緩和に期待するのは無邪気すぎる」

「自分のやるべきことをしよう。自国を強化して外患を防ぐこと」(翻訳・編集/愛玉)

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