「赤信号、みんなで渡れば怖くない」の悪習慣、北京市で取り締まり強化へ―米メディア

Record China    2012年12月15日(土) 23時15分

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11日、北京市の警察当局はこのほど、「信号と関係なく、十分な人数が集まれば道路を渡る」という「中国式道路横断」の取り締まり強化を開始した。

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2012年12月11日、米紙クリスチャン・サイエンス・モニターによると、治安維持に大きな力を入れている北京市の警察当局はこのほど、新たな取り締まり策の実施を開始し、「信号と関係なく、十分な人数が集まれば道路を渡る」という「中国式道路横断」の根絶を目指している。13日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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北京市公安局は公式ウェブサイトで、都市の交通秩序と安全を維持するため、取り締まりを強化する新たな政策を実施し、交通ルールを無視する違法行為の撲滅に努めることを発表した。

北京市では車所有者が年々増加し、歩行者と車でごった返す街では、命を脅かされるリスクが日増しに高まっている。中国では自動車10万台に対する歩行者の死亡率は米国の18倍に上るという。

北京市警察当局はこのたびの取り締まり強化によって、中国人の「赤信号無視」という悪習慣を徹底的に断ち切ることを目指している。さらには自動車運転手の「法を守る」意識を高めることや、自転車の信号無視や二人乗りなどの取り締まりも目的としている。

北京生活歴6年の筆者は、交通マナーに関してはもはや完全に「郷に入れば郷に従え」を実践している。初めて道路を逆走した時の、どこか誇らしげなあの高揚感は今でもよく覚えている。あの時、自分は「北京人」の仲間入りを果たしたと感じた。赤信号ならおとなしく青に変わるのを待つという「へんてこ」な考え方もとっくの昔に捨ててしまった。

車を運転する時には規則を守るよう心掛けているものの、他の運転手が基本的な交通ルール、ひいては常識的なマナーでさえ無視しているのを目の当たりにすると、ルールを守っている自分がバカらしく思え、結局は彼らと一緒になって、車であふれ返っている十字路に割って入ることを選ぶ。

この他人を一切考慮しない公然とした違法行為を、私は自己流に「北京化」と呼んでいる。北京市の警察当局が一念発起して取り締まりを強化すれば、「北京化」が懐かしい出来事に変わる日も近いだろう。(翻訳・編集/XC)

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